2011年8月29日月曜日

石巻 緑のカーテン・レポート

昨日は、協会の復興支援活動「グリーンアドバイザーによる花いっぱいキャンペーン」で、東松島市の仮設住宅を訪問しました。

追記:そのレポートは、こちらのブログで紹介しています。


東松島での活動を終えた後、翌日の活動に向けて、石巻に移動して一泊しました。

今朝は、何故か5時に目が覚めてしまい、パソコンに向かいましたが、ふと思い立ち、街中を散策に。


メインストリートは、建物こそ残ってはいますが、津波の爪痕はあちこちに見られました。







レトロで味のある建物が多いんですが、残念ながら1階部分がかなり壊れ、間口をベニヤ板で塞いであるお店が並びます。








そこには全国から寄せられたエールや、それに応える街の皆さんの感謝のメッセージが貼られていました。











石巻には『いしのまきマンガロード』という通りがあって、宮城県出身の『萬画家』、故石ノ森章太郎が生んだキャラクター像があちらこちらに立っています。

仮面ライダーも復興への力強い宣言をしているかのよう。




そんな中、ちょっと気になるお店を発見。

レトロな看板に、あふれんばかりの植物。。







美容室ウ゛ォーグかあ。

うーん、雰囲気あるなあ。


緑のカーテンもありました!









眺めていると、
ご主人が植物の手入れをしに、出ていらっしゃいました。

「緑のカーテンのブログを書いているんで、こちらのお店が目に留まったんですよ」 と声をかけると、

「これね。琉球アサガオなんだけど、涼しいですよ。今年はなぜだか咲かないけどね」 とご主人。




「本当に素敵なお店ですね!」

「ありがとう。こうやって緑を飾っていると、いろいろな人が見に来てくれますよ。うちは比較的被害が少なかったから、震災の後すぐ店を開けたんですよ。頭を洗ってあげたくてね。よかったら中も見ていって」

外観同様、お店の中も、こけしや何故か手回しのかき氷器があったりと、レトロでいい雰囲気。

「昔は喫茶店とかいろいろやったんですよ」

でも、傍らには積み上げられた畳が。

「ヘドロを片付けるのが大変で。ここから出入りしてたんだけど、ドアはやっと昨日つけたの。2階には工事に来た人達を泊めてあげてる。みんな朝6時には現場に出掛けて行ってがんばってますよ」








「実は僕たちも復興支援活動でこちらに来ていて、今日は保育所に花をお届けするんです」


「石巻にもボランティアの人たちがたくさんヒマワリをくれましたよ。だけど、そろそろ花も終わりだから、植え替えてあげようと思って。苗を買いに行ったけど、これしか売ってなかった。しかも高いしね。今日は店が休みだから、どうやって植えようか考えてたんだよ」









やさしい眼差しが素敵な方でした。

こうした人たちに支えられて、石巻は、きっと花と緑のあふれる素敵な街として復興していくに違いありません。

さわやかな気持ちで石巻を後にしました。

1 件のコメント:

  1. 花がそこにあると、自然と会話が生まれるのですね^^
    素敵な朝のおすそわけ、ありがとうございます~^^

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